2024年11月16日(土)第539回例会情報―出演者からのメッセージ(2)
光が丘美術館(13:15開場、14:00開演)での例会に出演される八木原 良貴さん(ナレーション)からメッセージをいただきました。
「モーツァルトは本当にバリトンが好きだったんだね」
稽古をしながら私たちはしみじみ思いました。今回、お聞きいただくモーツァルトの主要オペラの登場人物、バリトン歌手の出番の多いこと!キャラクターの多彩なこと!
「フィガロの結婚」では主役フィガロも、敵役の伯爵もどっちもバリトン。何なら端役のドン・バルトロや庭師アントニオも低声系。「ドン・ジョヴァンニ」もタイトル・ロールと従者レポレロはバリトン。「魔笛」は王子がテノールだけど、カーテンコールで拍手が多いのはバリトンのパパゲーノ(タミーノ可哀そう!)。「コジ・ファン・トゥッテ」もグリエルモとドン・アルフォンソで低声優位。
オペラの花形は “テノール”なのに、なぜかモーツァルトに限ってバリトンが優勢。男性の自然で美しい声を求めたのか。広い音域や多彩な音色に魅力を感じたのか。天才モーツァルトのアンテナがどう反応したのかは分かりませんが、とにかくモーツァルトではバリトン歌手が大活躍します。
ドイツに留学して、そのままドイツの劇場と契約。さまざまな役柄を劇場で経験してきた北村 哲朗さんがモーツァルトの諸役を歌い分ける興味深いプログラムです。また当時のウィーンの空気を纏った歌曲やピアノ曲もあわせてお聞きいただき、しばし、ウィーンの劇場にいるような感覚に浸っていただけたら嬉しい限りです。
この日だけの「臨時会員」の参加も大歓迎します。ぜひ多数のご来場をお待ちしています。
チケット(一般4,000円、学生2,000円 全席自由)は、「イープラス http://eplus.jp/」にてご購入ください。
ファミリーマートのマルチコピー機でも購入できます。
日本モーツァルト愛好会 第539回例会 フライハウスのロージェより ~モーツァルトの愉悦~のチケット情報(2024/11/16(土)) – イープラス