4月23日(日)第522回例会のご案内(4)
出演者のおひとり、フルート奏者の梶川真歩さんからのメッセージです。
「試験、コンクール、オーディションと沢山の場面で課題になるモーツァルト。私も学生の時には上手く吹けませんでした。吹くのにそこまでの難易度を要す曲ではありませんが、癖無く端正に、どの楽器の人が聴いてもおかしくない正統派的な演奏をする事がまずとても難しいのです。端正に吹ける様になってからは、音楽的表現の追求が課題でしたが、オペラの仕事を経験してからは、この協奏曲への色彩感を感じるようになりました。
オペラでは作曲家が様々な場面や感情に、具体的に音を当てはめるので、悲しい時、嬉しい時、ワクワクした時、複雑な心境の時、切ない時、悪戯をする時…この協奏曲の中に出てくるモチーフ、オペラだとこんな時に使っていた!なんて考えると、器楽曲の中に様々な発想が浮かんでくるのでした。何度も吹いているこの曲ですが、今回もモーツァルトの音遊びを存分に味わいながら吹きたいと思います。」
チケットは、オペラシティのチケットセンターで好評販売中です。
「春を愛で、歌い、踊るモーツァルト」の昼下がり、是非、お友達もお誘い合わせの上、お出かけください。