3月18日(土)第521回例会情報-出演者からのメッセージ(1)

トーキョーコンサーツ・ラボ(13:15開場、14:00開演)

「モーツァルトの旅」と題し、江端津也子さん(ピアノ)、田嶋克彦さん(解説)ご夫妻によるレクチャーコンサートです。演奏曲目は「ロンドン楽譜帳」全曲、ナッソーの主題による変奏曲K.25、幻想曲K.397、ピアノ・ソナタK.311です。

中でも、イギリス滞在中8歳で作曲し、モーツァルトの出発点を知るうえで重要な「ロンドン楽譜帳」全曲を聴ける貴重な機会です。

 ピアノの江端津也子さんからのメッセージです。

この度、伝統ある日本モーツァルト愛好会例会にお招きに預かり、緊張と共に感謝の念で一杯です。

 私と今回の解説を務める田嶋克彦は2017年から「モーツァルトセミナー」を継続しており、それがご縁でこの度の例会も実現しました。

「モーツァルトは生まれた時から天才だった?」と題しての第1回からスタートしたこのセミナーは、カーサ・モーツァルトにて現在までシリーズとして7回行い、その他カルチャーセンターなどにおいても回を重ねています。

モーツァルトの人と作品を、作曲年代に沿って歴史や文化、ヨーロッパ情勢も含めた見地から幅広く検証しながら、ピアノ生演奏とお話により紐解いていくセミナーとして行っています。

今回の例会においても楽譜に書かれたもの、音として表されるものが、いかに多くの事柄、まわりの人々、社会や歴史の流れによって影響を受けて生まれたものであるかを見つめてみたいと思っています。

皆様と共にモーツァルトを考え、その遺産に感謝しつつ、演奏とお話をさせていただけますよう準備しています。ご参加を心よりお待ちしております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

江端津也子